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操縦科コラム:変わりゆく、 パイロットの働き方

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2025.05.07

ここから10年、激動の時代!?航空業界の現在と未来を考えてみよう

パイロットの2030年問題

みなさんは、「パイロットの2030年問題」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。パイロットの高齢化が進み、2030年頃に大量の退職者が発生、下手をすれば飛行機が飛ばなくなる(!?)とされるこの問題。次世代の育成を急がないと、パイロット不足からさまざまな面で生活に影響が出ると言われています。国土交通省からは、2030年には年間400人のパイロットを採用しないと需要に間に合わないなんて予想も!
もっとも、パイロット志願者にとっては「やった!需要が増える!」という喜ばしいニュースかもしれません。そもそもLCCの登場によってもエアラインパイロットの需要は格段に増えており、国、学校、企業それぞれが必要数の充足を目指してパイロット養成期間の短縮や養成校の定員増などの対策を講じてきました。時代はパイロットを求めている。一方で本校としては、「単なる数あわせ」のためのパイロットの養成ではなく、ベースとなる人間教育や安全教育に引き続き力を入れ、最終的には質の高い機長になっていくことを見据えた育成を行ってきました。機長に求められるのが正しい操縦技術だけではないことは、パイロットを目指す時点で心に刻みたいポイントです。

進化するDX技術との共存

未来のパイロットには、今までにない能力も期待されます。それは進化するDX技術との共存。既に一定高度以上での自動操縦による運航は当たり前になっていますが、今後はさらに無操縦者航空機も増えていくかもしれません。人と機械が両方進化し、さらなる空の安全とワクワクを実現する。そんな未来を夢見ながら、みなさんはぜひ、操縦技術も人間性も「あの人なら安心だ!」と周りから思われる機長を目指していただけたらと思います!

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