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トータルモビリティ技術科コラム:ものづくりを支える心

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2025.05.07

技術ד人間にしかできないこと”で、 品質を最大化する!

幅広いものづくりの現場で活躍する当学科の卒業生。共通するのはどんなスキル?

「今時の工場はほとんど自動化されているでしょ?人間がものづくりを学ぶ意味なんて……」
 みなさんの中で、こうした疑問を一度も抱いたことのない人はいないのではないでしょうか。改めて、この問いに真面目に取り組んでみたいと思います。
まず、先述の疑問に答えるなら「確かに機械は優秀だ。単純作業・繰り返し・重くて大きいものの扱いは人間よりも優れている。しかし、複雑な作業や部品の組み立て、検査・検品はまだまだ人間にしかできないのだ!」「そもそも、どれだけ機械化が進んでも、その機械を動かしているのは人間」…こんなものでしょうか。でも、10年後には検査も組み立ても機械がやっているかもしれないし、「機械を動かす機械」が発明されるかもしれません。反論はいくらでもあり得ます。

「人間にとって良いものができているか」は、結局のところ人間にしかわからない

最も大事なことは、すべてのものづくりは「人間のため」に行われるということです。「人間にとって良いものができているか」は、結局のところ人間にしかわからない。車なら、乗り心地はどうか、振動の伝わりはどうか、塗装が綺麗か、エンジン音はどう響くか。こうした一つ一つを体で感じ、「あれ、変かも」と思った場合は多方面から原因を調べてみる。人間の体感、直感、探求心。これ実は、非常に高度なものなのです。

ものづくりとは、チームワーク×”人間にしかできないこと”

さらに大事なのは、ものづくりにはチームワークが必須だということ。分担したり、補い合ったり、トラブル時にエキスパートを呼んできたりと、「全体感」を持てるのは人間の強みです。ですから本校でも普段からグループ作業を実施し、全体を指揮する力を鍛えています。技術、そしてチームワークをはじめとした
”人間にしかできないこと”。両方を備えてこそ、様々な現場で活躍し、品質向上に貢献できるのです。

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