【対談】トータルモビリティ工学科

次世代の空と、海・陸・宇宙。夢を広げ、モビリティの未来をつくる、
最先端の学びをここで。
卒業生たちが活躍中の企業と連携して、モノづくりに必要なデジタル技術を学べるカリキュラムを実施予定です。
松尾:トータルモビリティ工学科では、航空機に限らずあらゆるモビリティの工学・力学を扱っています。中には宇宙や船舶に興味のある学生もいますが、岡部さんはどんなことに興味があって当科を選んだのですか?
岡部:私はバイクが趣味で、将来はバイクの設計職に就きたいと思っています。そのために必要な知識を学べて、なおかつ就職先の選択肢も幅広いことからトータルモビリティ工学科を選びました。先生ご自身は元々、大学では宇宙について学んでおられたんですよね。
松尾:高校1年の時にアポロ11号の月面着陸があったのがきっかけで宇宙に興味を持ち、大学院時代は宇宙電気推進の研究をしていました。トヨタ自動車に就職後はディーゼルエンジンの開発に従事し、鳥人間コンテストにも挑戦して優勝したんです。その後、本田技研工業に移り、ようやく航空機研究に就くことが叶います。HondaJetの開発にも携われたのは良い思い出です。
岡部:先生のお話を聞いていると、面白いと思ったことや好きなことに真っ直ぐ進んでいくうちに、一つ一つの勉強がつながり、いろんな力が身についていっている印象です。
松尾:そうかもしれません。モビリティ全般に共通して活かせる知識もありますし、逆に個別の知識を深める必要もありますから、まずは自分が特に興味のある分野や就職に必要な技術を選択して獲得していただければと思います。
岡部:その意味では、私は三次元CADにいま最も一生懸命に取り組んでいます。将来に直結するからでもありますが、幼い頃にレゴブロックで遊んでいた気持ちを思い出して、とても面白いんです。CADをマスターすべく、日々いろんなものをモデリングしています。
松尾:三次元CADをはじめ、デジタルに関連した知識や技術もこれからどの分野に進むにしても必須になってきますね。ドローンや制御プログラミングも当科が力を入れて教えていることの一つです。これからは時間や空間に縛られない「4次元モビリティ」の時代がやってきます。ここで最先端を学ぶうちに新しい興味がひらかれ、将来の選択がより明確になったり、既存の選択肢にはなかった可能性が生まれてくることも楽しんでもらえたらと思います。
岡部:はい!私もたくさんの同級生や先生方と関わるうちに、自分に向いていることや自分のやりたいことが見えてきています。仲間と協力して何かをカタチにする仕事に就きたい人は、ぜひ入ってほしい学校だなと思います。

トータルモビリティ工学科 学科長
松尾 史朗

トータルモビリティ工学科3年
愛知県立刈谷工科高等学校 出身 岡部 義隆
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