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【対談】トータルモビリティ技術科

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2025.05.07

ものづくりと真摯に向き合い、自分も磨く、かけがえのない2年間。

2年間のカリキュラムではものづくりの基礎を幅広く身につけるだけでなく、コミュニケーション能力など人間性も大きく育むことを目指します。卒業後は、航空機生産技術エンジニア、自動車、バイク、建設機械など、さまざまな分野の製造・開発エンジニアとしての道が開けています。

髙橋:私は大型機械の整備士になりたくてトータルモビリティ技術科を選びました。父がメンテナンスの仕事をしており、漠然と自分もその道に進むような気がしていたのと、小さな頃に飛行機工場の見学に行った際にテキパキと働く整備士さんたちの姿がカッコよかったからです。先生は元々、航空自衛隊の整備職をされていたんですよね。

松原:はい、航空自衛隊で38年間を過ごしました。昔からバイクも自動車も飛行機も大好きで、「航空自衛隊に入れば毎日飛行機に触れるのでは?」と思ったのが入隊理由です。実際、自衛隊の頃はほぼ毎日、早朝から夜間飛行まで試験飛行の支援をしていました。

髙橋:航空自衛隊ならではの整備の難しさってあるのでしょうか?

松原:自衛隊の飛行機は任務上激しい機動飛行を行うので、機体にかかるG(重力加速度)が大きく、機体の各所にねじれや割れが起こることがあるんです。それを絶対に見逃さず、重大な事故を防ぐことに全神経を注いでいました。

髙橋:通常のエアラインと異なる損傷の仕方があるんですね。

松原:就職先によって必要になる知識やスキルはまちまちですし、髙橋さんもきっとご自身の就職先でいろんなことに挑戦されると思います。この学科の卒業生たちは非常に幅広い業界に就職しています。授業では業界や時代を問わず全てに通ずる整備やものづくりの基礎と、時代に合わせてアップグレードさせた内容を両方教えていますので、きっと全ての時間が将来の役に立つと思いますよ。今はどんな授業が面白いですか?

髙橋:CADというパソコンで図面を描く授業です!図面の寸法の入れ方ひとつで意味が変わってしまうので、自分だったらどういう手順で部品をつくるだろうかと想像しながら図面を引いています。私は高校までに専門的な知識や工具の使い方を学んだことがなく、何もかもはじめてなので大変ではありますが、先生たちがわかりやすく解説してくださるので順調に習得できています。今は学んだ内容の復習と、安全面に特に気を配っています。

松原:わからないことは「わからない」と素直に言い、教えてもらうことが安全の始まりです。「知ったかぶり」は事故のもと。ぜひ周りに質問をしたり共有したりする習慣を身につけて、事故を未然に防げるエンジニアになってください!

トータルモビリティ技術科 学科長
松原 徹

トータルモビリティ技術科2年
私立カリタス女子高等学校 出身 髙橋 美桜

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