大型旅客機「YS-11」を保有しているため、技能審査(実機)を学内で受けることができます。
大型機の航空整備士資格(学科・実機)を在学中に取得できるのは、全国で本校だけです!
「一等航空運航整備士」、「二等航空運航整備士」取得時に、ワンランク上の「基本技術Ⅱ」を取得します。
これにより、将来上位資格を取得する際に科目免除の対象となります。
指導教官が学生ひとり一人の実力を把握することで、きめ細やかな教育を実現しています。
航空機の安全を守る
プロの航空メカニック
航空機が安全に運航できるように整備・点検を行い、コンディションを整えるのが航空整備士です。
複雑な航空機メカニズムの専門家として豊富な知識を備え、空港の最前線で活躍しています。
整備業務の範囲はとても広く、エンジンや機体周り、コックピットの電子部品など、航空機に備わっているもの全てが整備対象です。
航空機が空港に到着してから次に出発するまでの間は約40分〜1時間。その間に航空機の整備・点検を行うのが「ライン整備」。エアラインの安全・定時運航に責任を持つ重要な業務です。
航空機を定期的に格納庫に入れて機体の隅々まで徹底的にチェックし、不具合などがあれば修理や部品交換を行います。航空機の性能や安全を維持する為に必要な業務です。
航空機の電子・電気部品などのパーツを工場で点検・整備を行うのがショップ整備。飛行機の頭脳とも言える電子部品は安全運航の要であることから入念な整備が必要です。
※一等航空運航整備士取得後、航空会社で短期間で他機種の資格を取得できます。
資 格 | 整備対象 | 業務内容 |
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一等航空整備士 | 大型機 (最大離陸重量 制限なし) |
ドック・ライン整備 |
一等航空運航整備士 | ライン整備 | |
二等航空整備士 | 中・小型機 (最大離陸重量 5.7t以下) |
ドック・ライン整備 |
二等航空運航整備士 | ライン整備 | |
航空工場整備士 | 航空機装備品 | ショップ整備 |
国家資格である航空整備士資格には、航空機の大きさや機種、そして整備業務の内容によって様々な種類があります。そのため、就職してからも様々な整備資格を取得していきます。
航空機に関する法律や、航空力学、航空機の構造などを学び、機体の点検や修理に必要な知識を基礎からしっかり身に付けます。
2年次から3コースに分かれ、発動機実習や装備品実習などを行い、専門性を高めます。
資格取得コースでは実機での実習を通して、技能審査に備えます。全員合格を目指し、一致団結して取り組みます。
7月中旬、2年生全員で羽田・成田空港にて企業見学を行います。格納庫で整備中の機体や、エプロンでの航空整備工の仕事を間近で見学できます。
国土交通大臣指定航空従事者養成施設
在学中に一等航空運航整備士(YS-11)の資格を取得できます。就職後は、学科試験と基本技術が免除され、実技試験のみを行うことで、他機種の一等航空運航整備士の資格を実技試験のみで取得できます。また、一等航空整備士の資格も短期間で取得可能です。
大型機 | 日本国内で唯一、大型機を学校で所有。大勢のお客様を乗せることを考えて作られている大型機は、安全や快適性を考えたシステム等、小型機では学べないことが盛り沢山! |
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ジェット・ エンジン |
YS-11型機に使用されているエンジンは、空港で見かける旅客機のエンジンと同じ仕組み。ピストン・エンジンや小型ジェット・エンジンとは、構造や装備品も異なります。 |
基本技術 Ⅱ |
整備士の試験科目のひとつである「基本技術」。一等航空整備士等の資格を取得する際に必要な「基本技術Ⅱ」を取得することで、将来上位資格取得時に、基本技術の科目が一部免除となります。 |
在学中に取得!
学科(専門) | 演習/実習(専門) | 一般教科 | |
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1年次 |
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2年次 |
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3年次 |
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国土交通大臣指定航空従事者養成施設
二等航空運航整備士(回転翼航空機)の資格を取得できます。航空教育をリードしてきた日本航空学園では、既に警察航空隊や防災ヘリコプタなど官公庁をはじめ、航空機使用事業などへ多くの卒業生を輩出しています。
在学中に取得!
学科(専門) | 演習/実習(専門) | 一般教科 | |
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1年次 |
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2年次 |
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3年次 |
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国土交通大臣指定航空従事者養成施設
航空機整備経歴が認められ、卒業後早期に航空整備士の実地試験を受験できます。経歴取得と大型機で実習することで、大型機整備会社や航空機製造会社への道も広がります。
在学中に取得!
学科(専門) | 演習/実習(専門) | 一般教科 | |
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1年次 |
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2年次 |
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3年次 |
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国内唯一、大型機がある日本航空大学校が、皆さんのステージです。夢は叶えるものです。その為に我々整備士が、皆さんを徹底的にサポートします。学生と教員が1つのチームとなり、全ての壁を一緒に乗り越えます。資格を取るだけの教育はしません。その先を常に見据え、可能性が無限にある皆さんを全力で応援します。「何があっても絶対に諦めない」「仲間を決して見捨てない」この2つを航空教育を通じて学んで欲しいと思います。
ヘリコプタの最大の特徴は、上空でホバリングができること、狭い場所でも離着陸ができることである。これを活用して海上、山岳地の人命救助、救急患者輸送、海上石油掘削の支援、上空からのテレビ報道・マラソン中継など昼夜を問わずあらゆる場面で活躍をしている。特に最近ではドクターヘリの出現により機内で救命医療が行われ、スピーディな対応で多くの人命を救うことができるようになった。この背景には複合材の開発、コンパクトで出力の大きいエンジン、GPSを使った3次元の位置情報システムがあげられる。最先端の技術を学ぶ事に喜びを感じてほしい。
一等航空運航整備士の国家資格取得を目指す航空整備科2年生・3年生に、YS-11型機の機体構造や操縦系統等について、教室での座学と機体での実習を併用して分かり易い授業を行っています。航空機の牽引・燃料補給からエンジンの試運転まで、大型機を使用して訓練出来るのが本校の特徴です。私もYS-11で資格取得しエアバス、ボーイング777と拡張しており、YS-11は整備士の基本を学ぶ最適の教材と考えております。
他校と比較し、環境が良く設備が充実しており、大型機を実習で使用できることが入学の決め手でした。先生方に疑問に思ったことを質問すると、理由だけでなく関連する知識まで求めていた以上の返答をくださるので、知識が教科の壁を超えて繋がり、多くのことが身についていることを実感しています。1年生で学んだ基礎知識を基に、2年生からのYS-11を用いた実習で応用力を高めていきたいと思います。
経験豊富な先生方から実体験に基づいた貴重な授業を受けることで、一歩一歩確実に整備士として前進していることを実感できています。YS-11という大型機を直に見て勉強することで、現行の航空機にも通ずる根底の部分の知識を得ることができ、また、電子化が進んだ機体に触れる際に大きな助けになると思います。今の自分に足りないものを少しずつ潰し、理想の自分に近づいていきたいと思います。
私がいる航空整備科訓練課程コースの特徴は、YS-11を教材として勉強できるところです。授業中にわからないところは実機を見てわかりやすく学ぶことができるので、そこで工具の使い方などを覚えることができます。修了時には整備歴が2年付き、時間も比較的ゆとりがあるので、資格の勉強もしやすいと思います。自分に合った時間の使い方をして、残りの学校生活を有意義に過ごしていきたいです。
航空整備科では、飛行機やヘリの構造などを学び、ライセンスを取得することを目標に勉強します。1年生の時は、座学を中心に航空機の基礎を学び、2年生からは3つのコースに分かれて実習をしながら専門的な知識を学びます。先生と生徒の仲がとてもよく、授業も楽しいです。生徒で協力して行うエンジンの分解をする実習など、自慢のチームワークで理解を深めることができていると感じています。
私は幼い頃から飛行機が大好きでした。日本航空大学校は大型機YS-11を保有しており、オープンキャンパスに参加した際、実際にこれを触り、整備してみたいと思い入学を決めました。JAL ECは点検整備やライン整備など全ての整備関係の業務を担っている企業のため、作業上での各整備担当者同士のコミュニケーションや交流が行い易く、色々なスキルやノウハウが構築され、自己の技術の向上ができると思われたので志望しました。好きなことをするのであれば大変な仕事であっても自分の気持ち次第だと思うので、意識を高めてやる気を出していけば乗り越えられると思います。そう考え私自身も楽しく日々過ごしています。やる気と勉強、挨拶を大切にしてください。
日本航空大学校の最初の印象は、キャンパス内にYS-11が3機もあるという驚きです。そしてオープンキャンパスに参加した時に学内のアットホームな雰囲気を肌で感じ、不安が和らぎました。また寮が学校の敷地内にあり通学時間に負担がなく、航空機整備の勉強をするにはすばらしい環境であると思い入学を決めました。現在私は羽田空港にあるANAの格納庫で航空機の定期点検や保守、不具合修復といった整備を行っています。また夜勤では空港のSPOT(駐機場)に出向き機体の整備を行っています。航空機整備はお客様と直に接する仕事ではありませんが、仲間と共に整備に携わった機体がお客様の安全と安心を保証しているとの自負があり、そこにやりがいを感じています。これからもより多くのお客様にANAを選んでいただけるように国家資格である一等航空整備士を取得し、仲間からも信頼される航空整備士を目指していきたいと考えています。
日本航空大学校では、他の専門学校では保有していない機体が身近にあるので学びやすい環境だと思い、YS-11の一等航空運航整備士コースに魅力を感じ進学を決めました。現在、整備課に所属しており、主にH225、H135の整備作業をしています。出張作業の機会が多く、決められたスケジュールの中で作業を不具合なく完了出来た時に達成感や充実感があります。仕事は自分が進んでやれば任せてくれる環境で、やりがいを持つことが出来る、よい会社だと思います。学校で学んでいる教科も大事ですが、自分を表現できるものは何があるか、自分は何をしている時が一番楽しいか、など自分自身について考え学生時代にそれを一つでも多く見つけることが重要だと思います。
オープンキャンパスに行った時、先生方と学生との距離が近く、一人一人と向き合って進路を考えているという環境に惹かれ入学を決めました。また航空整備科は少人数で家族の様で、1つの目標を皆で目指しているという他の学校では味わえないところに惹かれました。ソラシドエアはアットホーム感があり、様々な作業と経験をすることで、自分自身成長できると思い志望しました。皆さんが素敵な笑顔で働いている姿がとても印象的で、自分の整備士像を見ているようで、ここで整備士として成長したいと思いました。現在は先輩と担当した便を送り出す時に、お客様が手を振り返してくれた時、一生懸命作業して良かったと心から思います。私は、能登で過ごした3年間が社会人になった今、とてもかけがえのないものだったと思っています。みなさんも、学生生活を思う存分楽しんでください。
中学時代から本学園に入り、寮生活は最初大変でしたが、大学校の時は休日スタジオでバンド練習をしたり、金沢で映画を見たりと、とても楽しかったです。会社のことはテレビで知り、調べたら航空機の整備や修理など幅広く行っている会社だったので志望しました。就職活動では苦手な面接対策を先生や友達に協力してもらいました。現在、航空機の組立てや修理を担当し、契約している飛行機が来ると外部から内部まで全てに関わっています。昔からやりたかったことが出来ているのでとても楽しく、また防衛省の仕事などもあり、やりがいを感じています。学生時代は多くの人とコミュニケーションをとり、危険物取扱者などの工業系の資格取得にチャレンジしましょう。
航空機の整備士は「明るく、元気に、正直に」
日本航空大学校の教員としてANAベースメンテナンステクニクス(株)より出向してきました江口です。これまで入社以来飛行機のドックに於ける定時整備やライン整備に携わってきました。ここで私が担当するのは、YS-11の一等航空運航整備士養成に関わる教育です。エンジンや電気・航法に関わる座学と実習指導を主に受け持ちます。これまでに経験してきた事を交えながら、他の飛行機にも対応出来る整備士の養成に寄与したいと思います。「明るく、元気に、正直に」この言葉をモットーに、航空機の整備士を志す若者の夢実現に向けて頑張りたいと思います。